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TAKAYAMA Yousuke 高山陽介

1980年生まれの高山陽介は一貫して木を素材として制作を続けています。

しかし、高山の作品は、いわゆる木を素材とした彫刻のイメージからは遠くかけ離れています。何かを正確に模倣した具体的な形を持たず、また抽象造形でもない、生き物と人工的なオブジェとが合体し、溶解しかかったような形状を持ちまたその質感も一見磁器や、プラスチックのようです。

削られ、磨かれて、単色の塗料で密閉された有機的な物体は刺青のようにペンで細かく書き込まれた文様をまとい、時には負わされた傷を持って、さらに力強い物体へと進化した、そんな不思議な空気を漂わせています。それはまるで何かを希求し、弱い我々を護り、犠牲になろうとする<物>のようにも見受けられます。

初めての個展となる本展では、大型の彫刻3点を中心に手の中に隠れるような小さい作品、そして独特の色彩感覚あふれるドローイングも合わせて展示いたします。

高山陽介の作品から放出される空気をどうぞお楽しみください。