開発好明 KAIHATSU Yoshiaki
QRコード Quick Response

2017.12.15(金)ー 2018.1.20(土)

12:00 - 19:00(日月祝休廊)


オープニングレセプション:2017.12.15(金)18:00 - 20:00

今回の展覧会では全ての作品にQRコードが使われています。展覧会場には2cm程のQRコードが貼られ、鑑賞者はそのQRコードを自身の携帯(デバイス)で読み取り、クラウド上にアップされた作品を鑑賞します。

会場を見るという視点で言えば、QRコードが平面作品とも言えますが、 読み取った瞬間に観客の携帯(デバイス)が作品の一部となって映像作品へと変容します。

今回の展覧会は、究極的な物質からの解放を意味し、現代の生活の一部となった携帯(デバイス)を使い、新たな表現領域を切り開こうとするものです。

各ビデオ作品は画廊の6つの壁面に1枚づつ貼られています。 観客は各壁ごとに1つのストーリー(作品)を見る事になります。

画廊の壁に飾られるはずの作品は画廊には存在せず、過去のどこかの時点で行われた画廊での行為や作品をビデオを通じ鑑賞、もしくは知る事になります。

今回の展覧会は、QRコードをひとつのきっかけとして、物、時間、美術史、虚、ドメスティック、グローバルを行きかうこととなります。観客に新たな視覚体験をさせながら、美術の可能性を追求する展覧会です。

 
※QRコード 、1994年にデンソーの開発部門(現在は分離しデンソーウェーブ)が開発したマトリックス型二次元コード である。 QRはQuick Responseに由来し、高速読み取りができるように開発された。  QRコードは、携帯電話はもちろん、航空券、投票権、プリペイドカードはもちろん、決済サービスが中国市場を中心に普及している。決済手数料や導入コストが低く入金も早いことから、既存のクレジットカードや電子マネー決済が普及する以前に中国での決済サービスのデファクトスタンダードになった。

ギャラリー・ハシモト

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